ゴルフ初心者あるある肘痛

3月18日は休診日でした。
今年2回目のゴルフラウンド。
宮の森CCでラウンドしてきました。
強風の一日でしたが、風も雨もプレイに影響を与えるようなレベルのプレイではないので、いつも通りひたすら無心に打ち、コースを歩き走り、嘆き、喜ぶラウンドでした。
終わる前から、明日も来たい!って思ってしまうほど、ゴルフにはまっています。
そんな状態ですので昨年秋以降、練習にめちゃくちゃ励みました。
スポーツで痛みを感じるまで練習したこともない私が、なんと肘が痛くてなってしまいました。
原因と理由はすぐわかりましたし、この痛みがゴルフをする患者様達が訴えているゴルフ肘かと自ら患っています。
これまで、どんなにマッサージをしても一度もどこかに痛みを感じたことない自分がゴルフ肘になり良い学びになりました。
まず、なぜ痛くなったのか?
正しくないスウィングで余計な力が入った上に打ちすぎです。
マッサージを何時間、何年やっていてもどこも痛くならない理由はコツを心得ているからです。
どの位置に立ち、どの角度で押さえるのか、そして余計な力が入らないようにしっかりした体重移動。
体幹を中心に行うことがコツなのです。
ゴルフも同じように体幹を中心に動く。
そして正しいスウィング。物理的メカニズムができていれば当たるし、余計な力は不要なのです。
残念ながら、理論は頭に入っていても体がそこに至らない状態で、早く上達したい気持ちだけで無謀な練習をした結果でした。
治療に来られる、運動・スポーツをしている患者様に自ら言っている言葉
過ぎるのはダメですよ!正しい姿勢と体幹を意識してくださいね!
こんな量でいいの?ってぐらいの量を毎日、正しいやり方で練習することが痛みの予防となり上達にも繋がるコツの一つです。
私は完全に無謀でした。
でも、夢中になるとガーッとやってしまう自分、自分らしくて納得と反省。

では、このように痛みが発症したらどうするのか?

一番は肘を休ませること!
夢中初心者にはゴルフをしないで休ませるって、本当に辛いことなのです。(痛いのにやってました)
が、早く治すには我慢して休ませる。
そして何よりも治療をすることです。
それが一番早くに復帰できます。
更に良いのは、痛くなる前に手入れをする→痛くならない。
発症させないケアをすることです。
スポーツに限らず、生きている限りどこかしらに不調を感じることは避けられません。
特に筋肉系の疲労、痛み、それらが筋肉痛程度、動かしてちょっと痛い程度、その程度の時に治療をすることが悪化させない予防になります。
使ったら使った以上のケアをすることです。
今日の疲労は今日のうちに解消するぐらいの心がけをすると、ゴルフ肘やその他ダメ―ジの予防になると思います。
ケアする場所へ行かずとも、練習・ラウンド後にはクールダウンとしてのストレッチをする、冷やす、寝る前に湿布を貼って疲労回復する。
このようなケアだけでも違ってきます。
そして痛みがある時は早めに治療をすることです。

ゴルフ肘の治療は鍼をメインに軽くマッサージすると効果的です。
ゴルフ肘は肘関節内側上顆炎というのが正式名称です。肘の内側に特定の動きで痛みがでる症状のことを言います。が、全ての方が典型的な肘の内側痛を訴えてくるとも言えせん。典型的な内果炎であれ、肘周囲に痛みを感じる症状の場合、痛みの部位、痛くなる動作を聞くことで、どの筋肉または筋肉の腱を傷めているのかを判断します。それに関連する神経、血管、筋肉なども含めて治療ポイントを定めて鍼をします。電気鍼(パルス治療といって、電流が鍼に伝わり筋肉が動く)をすることが多いです。そうすることで、痛みで力が入らない筋肉が萎縮(筋肉が痩せて、柔軟性低下すること)しないように多動運動させ萎縮予防しながら、同時に血行促進・痛み軽減に繋がります。

私はスポーツとは無縁の人生でしたが、治療院で働いていた時に、運動・スポーツのやり過ぎで故障して治療に来られる方がとても多かったのです。
先ほども書いたように、痛い時は休めることが一番なのですが、運動・スポーツで日常のストレスを解消している方も多く、それがあるからストレスにも耐えていけるって方も多いのです。そのような方々に、「痛いならやらないで!」って言うのは簡単だけど、楽しみを取り上げてしまうような気がしていました。
そのような経験から、自分が開業してからは
痛みが顕著の時は、よほどの方でない限り自主的に休ませる選択をするでしょうから、慢性的に痛みのある方には使いながらケアして良好にしていくことを勧めています。好きなことをやってもいいから、使った以上にケアをして手入れを心がける。
痛い時は迷わず治療、症状がなくても使っている以上は定期的ケアをしてあげることがゴルフ肘も含めてあらゆる症状に対して言えることだと思います。

これからフェアウェイも緑の芝になり、最高のラウンドシーズンです。
ゴルフ肘もですが、男女関係なく紫外線対策忘れずに!
3月から紫外線はドンドンと勢い増す時です。
肌は秋冬で紫外線の影響が少ない環境で無防備な状態で、勢い増す紫外線についていけない状態です。
SPF+25ぐらいのUVクリームでかまいませんので、しっかり塗ってラウンドしてください。
ラウンド後はメイクを落として洗顔し、たっぷりと水っぽいローションを浸透させ保湿してください。
18日 月曜日のラウンド後、日焼け感はありました。
男性の方、肌ケアは女性だけの美容ではなく、肌の健康を守るケアです。

次回ラウンドが待ちきれない !!