陰陽とは
一言で言うと「すべてのものは、対になる二つの性質のバランスでできている」という考え方です。
「陰=悪いもの」「陽=良いもの」ではありません。片方だけでは成り立たず、常にセットで存在する、という点がポイントです。昼と夜、動くことと休むこと、熱と冷え、緊張と弛緩
どちらも必要で、どちらかに偏りすぎたときに不調が起きると考えます。
体で言うとどういうことか
例えば、こんなふうに考えるとイメージしやすいと思います。
- 働きすぎて休めない状態は、「陽(活動・興奮)」に偏っている状態。逆にだるくて動けない状態は、「陰(休息・沈静)」に偏っている状態、というように見ます。
- 「熱っぽくてイライラする」のと「冷えてだるい」のは、正反対に見えて実は同じ枠組み(陰陽のどちらに偏っているか)で説明できます。
つまり陰陽は、「良い状態・悪い状態」を分けるものではなく、今、自分がどちら側に傾きすぎているかを見るための、一つの物差しだと言えます。
もう少し広げると
この物差しは、体だけでなく生活全体にも当てはめられます。
- 忙しく動く時間(陽)と、しっかり休む時間(陰)の両方が必要
- 季節にも陰陽があり(夏は陽が強い、冬は陰が強い、など)、季節ごとに体の傾き方も変わる
まとめると
陰陽とは、「対になる二つの性質のどちらかに偏りすぎていないか」を見るための考え方
先に扱った統一体観(体は一つのつながったシステム)と組み合わせると、「体のどこかの不調は、体全体の陰陽のバランスの傾きとして表れている」という見方につながっていきます。
陰陽論は、私にとって人生のバイブルみたいなもの
タイトルにある「陰極まれば陽に転ず」
鍼灸の学校へ行くまで、東洋医学の概念なんて気にしたこともなかったけれど
東洋医学を学ぶ人なら誰でも、授業の最初に習うこと
人生を陰陽論で考えても同じようで
悪い時にも良いことがあり、良い時にも悪いことがある
当たり前のバランスなのだと思っています
常にその両方が存在している
そのバランスが取れていることこそが
健全な状態なのだと感じています
【この記事を書いた人】ひびき治療室 院長
国家資格を持つ鍼灸マッサージ師として30年、さいたま市南区根岸で施術をしています
治療室WEBサイト内「先生の脳活・推活」は思うままに投稿しています
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