汗、涙、唾液、関節液、「潤す役割」にも目をむけよう!

血(けつ)の作用と、肝との関係

血の作用

体に栄養を届け、精神を安定させることです。
血が十分にあると、顔色が良く、気持ちも安定し、夜もしっかり眠れます。

肝との関係

東洋医学では、血を蓄え、必要な時に必要な量だけ全身に送り出す役割を「肝」が担っている、と考えます。

  • 体を休めている時、肝は血を蓄えておく
  • 体を動かす時、肝はその血を各部分へ送り出す

このため、肝の働きが乱れると、血をうまく蓄えたり巡らせたりできなくなり、めまい、目の疲れ、筋肉のつり、イライラしやすさといった症状につながる、とされます。
逆に、血が不足している状態が続くと、肝そのものの働きも弱りやすくなります。
「肝」と「血」はお互いに支え合っている関係です。

津液(しんえき)の作用と、肺との関係

津液の作用

体を潤し、乾燥から守ることです。
汗、涙、唾液、関節液など、体の中の水分全般を指します。

肺との関係

東洋医学の「肺」は、呼吸だけでなく、体の中の水分を全身に巡らせ、必要のない水分を汗や尿として外に出す働きも担っている、と考えます。
イメージとしては、体の上の方から水分を霧のように全身に降り注がせる働き、というように説明されます。

このため、肺の働きが乱れると、水分をうまく巡らせられなくなり、乾燥した咳、肌や喉の乾き、むくみといった、一見別々に見える症状が同時に出やすくなります。

まとめると

血=肝が蓄え、巡らせる。津液=肺が全身に巡らせ、調整する


「血」は赤い血で、血液検査で体の状態がわかるぐらい、血液はその人を語ります

潤す役割の「津液」は東洋医学用語ですけど、とても身近で見て感じているものです
涙や唾液、鼻水など、出で来る時の理由、出ない理由、自分の体からのサインです
唾液がなくてもダメだし、出過ぎても何かある、これは東洋医学の考えです
唾液や鼻水でも検査で何かを知ることができますよね

膝関節に水がたまる、この症状も関節液と呼ばれる液体が出過ぎている状態です
が、これが悪者のように思われますが、そうではなくて、水を溜めることで関節を守っているのです
また、守る一方で、周囲の血管や神経を圧迫するために痛みが出るのです
「痛み」というサインは、動くのやめようね!と言う、自分の体からのサインです
このように水分、「津液」は非常に健康維持に大事な要素です


症状によっては、東洋医学だけに限定せず、西洋医学的な検査や治療との併用が必要な場合もあります。当院では症状に応じて、西洋医学との併用や医療機関への受診もおすすめすることがあります。ご自身の判断だけで治療を選ばず、気になる症状がある場合は医師にもご相談ください。


【この記事を書いた人】ひびき治療室 院長
国家資格を持つ鍼灸マッサージ師として30年、さいたま市南区根岸で施術をしています
治療室WEBサイト内「先生の脳活・推活」は思うままに投稿しています
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