血の変調(異常)⇨血病

血病とは

血は「体に栄養を届け、精神を安定させる」もの
この血の量が足りなくなったり、流れや状態が乱れたりした状態を
まとめて血病と呼びます

気病が「量」と「流れ」の乱れだったのに対し、血病は量・流れ・温度の乱れとして整理すると分かりやすいです
大きく4つのパターンがあります

①血虚(けっきょ):血が足りない

血そのものが不足している状態です
体の各部分に栄養が届かず、潤いも不足します

  • 顔色が悪い、唇や爪が白っぽい
  • めまい、立ちくらみ
  • 眠りが浅い、夢が多い、不安になりやすい
  • 髪や爪がパサつく、肌が乾燥する
  • 生理の量が少ない、遅れる

②血瘀(けつお):血の流れが滞る

血の量はあっても、流れが悪くなって詰まっている状態です
気の巡りが悪い「気滞」が長引くと、血の流れにも影響して起こりやすいとされます

  • 刺すような痛み、痛む場所が固定している
  • 肩こりや頭痛が慢性的に続く
  • 顔色がくすむ、シミやクマが出やすい
  • 唇や舌の色が暗い
  • 生理痛が強い、経血に塊が混じる

「血の渋滞」のイメージです
気の「気滞」と同じ渋滞でも、痛みが一か所に固定されるのが特徴です

③血熱(けつねつ):血に熱がこもる

血に余分な熱がこもって、血の勢いが強くなりすぎた状態です。

  • のぼせ、ほてり、イライラ
  • 皮膚が赤くなる、発疹、かゆみ
  • 出血しやすい(鼻血など)
  • 生理の量が多い、周期が早まる

④血寒(けっかん):血が冷えて流れにくい

血が冷えて、流れが鈍くなった状態です。

  • 手足の冷え
  • 冷えると痛みが強くなり、温めると楽になる
  • 顔色が青白い
  • 生理が遅れる、生理痛がある

まとめると

血病=血の「量」と「流れ」と「温度」の乱れ。足りない(血虚)、滞る(血瘀)、熱がこもる(血熱)、冷えて流れにくい(血寒)

①が「不足タイプ」、②が「巡りのタイプ」、③④が「温度のタイプ(熱すぎる・冷えすぎる)」です


症状によっては、東洋医学だけに限定せず、西洋医学的な検査や治療との併用が必要な場合もあります。当院では症状に応じて、西洋医学との併用や医療機関への受診もおすすめすることがあります。ご自身の判断だけで治療を選ばず、気になる症状がある場合は医師にもご相談ください。


【この記事を書いた人】ひびき治療室 院長
国家資格を持つ鍼灸マッサージ師として30年、さいたま市南区根岸で施術をしています
治療室WEBサイト内「先生の脳活・推活」は思うままに投稿しています
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